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売掛金の仕訳・会計処理を具体例で解説|発生・回収・貸倒れ・ファクタリング

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📌 この記事でわかること(要点・即答)

1
売掛金とは?
商品やサービスを掛けで販売したときに、後で代金を受け取れる権利(債権)。
2
発生時の仕訳は?
借方『売掛金』/貸方『売上』。
3
回収時の仕訳は?
借方『現金預金』/貸方『売掛金』。
4
回収できない時は?
貸倒損失(または貸倒引当金)で処理する。
5
ファクタリングの仕訳は?
入金額と売掛債権売却損を借方、売掛金を貸方に計上する。

売掛金は、掛け取引を行う事業者にとって日常的に発生する勘定科目です。正しく仕訳できていないと、資金繰りの把握や決算にも影響します。本記事では、売掛金の発生・回収・貸倒れ・ファクタリングの仕訳を、具体例つきで解説します。

売掛金とは?

売掛金とは、商品やサービスを「掛け(後払い)」で販売したときに、後日その代金を受け取れる権利(債権)です。請求はしたがまだ入金されていない状態を表し、資産(流動資産)に分類されます。詳しくは売掛債権とはもご覧ください。

売掛金の基本の仕訳

例として、商品を11万円(税込・消費税1万円)で掛け販売し、後日回収したケースで見ます。

① 掛けで販売したとき(発生時)

借方 金額 貸方 金額
売掛金 110,000 売上 100,000
仮受消費税 10,000

② 代金を回収したとき(回収時)

借方 金額 貸方 金額
普通預金 110,000 売掛金 110,000

ポイントは、売上を計上するのは「販売した時」であり、現金が入るのは「回収した時」だということ。このタイミングのズレが資金繰りに影響します(資金繰りとは参照)。

回収できない(貸倒れ)ときの仕訳

取引先の倒産などで売掛金が回収不能になった場合は、貸倒損失として処理します。

③ 売掛金が回収不能になったとき

借方 金額 貸方 金額
貸倒損失 110,000 売掛金 110,000

将来の貸倒れに備えてあらかじめ見積り計上する場合は、貸倒引当金を使います(借方『貸倒引当金繰入』/貸方『貸倒引当金』)。貸倒れの要件や税務上の扱いは細かいため、税理士に確認するのが安全です。

ファクタリングを利用したときの仕訳

売掛金をファクタリングで早期資金化した場合、受け取った現金と手数料(売掛債権売却損)を計上します。例:110,000円の売掛金を手数料5,000円で売却。

④ ファクタリングで売掛金を現金化したとき

借方 金額 貸方 金額
普通預金 105,000 売掛金 110,000
売掛債権売却損 5,000

ファクタリングは借入ではなく債権の売却なので、負債は増えません。詳しくはファクタリングの会計処理で解説しています。

仕訳で注意したいポイント

  • 消費税:売上計上時に仮受消費税を分けて処理する(税抜経理の場合)。
  • 期ズレ:売上の計上時期(発生主義)を正しく合わせる。
  • 補助科目:取引先別に補助科目を設定すると、売掛金の管理・回収もれ防止に役立つ。

売掛金の仕訳に関するよくある質問

売掛金が回収できないときはどう処理する? ⚠ 要注意
回収不能が確定したら『貸倒損失』で処理します。将来の貸倒れに備えて見積り計上する場合は『貸倒引当金』を使います。税務要件は税理士に確認しましょう。
ファクタリングの手数料はどう仕訳する?
受け取った現金を『普通預金』、手数料を『売掛債権売却損』として借方に、売掛金を貸方に計上します。借入ではないため負債は増えません。

関連記事:売掛債権とはファクタリングの会計処理債権回収とは資金繰りとは

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最終更新日 2026年6月7日
編集 資金繰り総研 編集部(株式会社 PROTOCOL)

本記事は 資金繰り総研 編集部が制作したものです。資金繰り総研は中小企業・個人事業主のファクタリング業者選びを支援するメディアで、103 社の業者を公開情報・提携データをもとに比較・評価しています。

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