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資金繰りの悩み2026.05.16更新 2026.10.30

借入金の返済ができない時の対処法【リスケ交渉の進め方】

7 分で読める資金繰り総研 編集部

第二章本文◆ ◆ ◆

01こんな状況ではありませんか?

社長

次の返済日に払えそうにない…どうしよう?

滞る前に金融機関へ相談するのが基本です。この記事ではリスケジュール(返済条件の変更)交渉の進め方を解説しています。

ハカセ
  • 毎月の借入返済が、利益や資金繰りを圧迫している
  • 次の返済日に、返済資金が用意できそうにない
  • 返済のために、別の借入をしてしまっている
  • 金融機関に相談すべきか、迷っている

ひとつでも当てはまるなら、この記事が役に立ちます。資金繰り総研 編集部が、リスケジュール交渉の進め方を解説します。

02まず今日やること ── 最優先の3ステップ

社長

返済を止める前に、やることは?

無断で止めず、まず相談の準備をします。資金繰り表と試算表で、いくらなら返済を続けられるかを数字で示せるようにしましょう。

ハカセ

▶ 関連記事:銀行へのリスケ(条件変更)の進め方と経営改善計画書PROTOCOL Re Finance

  1. 返済を止める前に、金融機関へ相談する準備をする ── 無断で返済を止めると、信頼関係が決定的に壊れます。動くなら「相談」が先です。
  2. 資金繰り表と試算表を用意する ── 「今いくら返済でき、いくらなら続けられるか」を数字で示せるようにします。これがリスケ交渉の土台です。
  3. 取引金融機関に、早めにリスケジュールを申し入れる ── 返済が滞ってからではなく、滞る前に相談するほうが、金融機関も前向きに対応してくれます。

03なぜ借入金の返済ができなくなるのか

社長

そもそも返済できなくなる原因は?

返済額が事業の生み出す現金を上回っているためです。返済のために借入を重ねると、元本が減らず利息だけがかさむ悪循環になります。

ハカセ

返済ができなくなる根本は、「返済額が、事業が生み出す利益(キャッシュ)を上回っている」状態です。売上の減少、利益率の低下、過大な借入、複数の借入の返済の重なりなどが原因です。返済のために借入を重ねていると、元本が減らないまま利息だけがかさみ、さらに返済が苦しくなる悪循環に陥ります。

04リスケジュール(返済条件の変更)とは

社長

リスケって、踏み倒しとは違うの?

違います。金融機関と合意して返済条件を変える正式な手続きです。元本の返済を一時止めて利息のみにする、期間を延ばすなどの方法があります。

ハカセ

リスケジュール(通称リスケ)とは、金融機関と話し合い、返済の条件を変更してもらうことです。代表的なのは、一定期間、元本の返済を猶予して利息のみの支払いにする、毎月の返済額を減らす、返済期間を延長する、といった対応です。

リスケは「踏み倒し」ではなく、事業を立て直すために金融機関と合意して行う、正式な手続きです。返済を一時的に軽くして生まれた時間で、経営改善に取り組むのが本来の目的です。

05リスケ交渉の進め方

社長

リスケ交渉を通すコツは?

早めに相談し、「こう立て直す」という経営改善計画とセットで申し入れることです。複数の金融機関には同じ姿勢で相談します。

ハカセ

① 早めに相談する

返済が遅れてからでは、金融機関の心証が悪くなります。「このままでは返済が難しくなりそう」という段階で相談するのが理想です。

② 経営改善の計画とセットで申し入れる

「返せないから減らしてほしい」だけでは通りません。「返済を軽くしてもらえれば、こう立て直す」という経営改善計画を示すことが、合意への鍵です。

③ すべての取引金融機関に公平に対応する

複数の金融機関から借りている場合、一部だけ返済して一部を止めると不信を招きます。すべての金融機関に同じ姿勢で相談します。

④ 専門家・公的窓口の支援を受ける

計画づくりや金融機関との調整は、中小企業活性化協議会などの公的窓口が支援してくれます。一人で抱え込まないことが大切です。

06やってはいけないNG対応

社長

一部の銀行にだけ返すのはアリ?

金融機関の間の不公平は、強い不信を招きます。無断で返済を止めることや、相談の先延ばしも避けましょう。

ハカセ
無断で返済を止める信頼関係が壊れ、その後の交渉が難しくなる
一部の銀行にだけ返す金融機関の間の不公平は強い不信を招く
相談の先延ばし返済が遅れてからでは心証が悪くなる
返済のための借入借入を重ねると悪循環が深まる
  • 金融機関に無断で返済を止める ── 信頼関係が決定的に壊れ、その後の交渉が極めて難しくなります。
  • 返済のために新たな借入を重ねる ── 元本が減らず利息だけがかさみ、悪循環が深まります。
  • 借金の返済資金を、ファクタリングで作ろうとする ── ファクタリングは手数料がかかる資金調達です。それで借入を返しても、資金繰りはむしろ悪化します。返済原資づくりにファクタリングを使ってはいけません。
  • 一部の金融機関だけに返済し、他を止める ── 金融機関間の不公平は強い不信を招きます。
  • 相談を先延ばしにする ── 早く相談するほど、打てる手も金融機関の協力も得やすくなります。

07ファクタリングはこの問題の解になるか

社長

ファクタリングで借入を返せば解決する?

解決しません。手数料の分だけ資金が目減りします。リスケ後に給料や仕入など事業の支払いが一時的に足りない時は、当面の手当てになり得ます。

ハカセ

結論として、借入金の返済そのものを、ファクタリングで解決することはできません。ファクタリングは売掛金を手数料を払って早期現金化する手段であり、それで借入を返済しても、手数料の分だけ資金は目減りします。「返済のための資金調達」を繰り返すことこそ、避けるべき悪循環です。

ただし、リスケで返済を軽くしたうえで、給料や仕入など事業を回すための支払いが一時的に不足する場合は、売掛金があればファクタリングが当面の手当てになることはあります。その場合は資金ショート寸前の対処法や売掛金の入金遅延の対処法を参照してください。あくまで「借入返済」と「事業の運転資金」は分けて考えることが重要です。

08公的な相談窓口

社長

ひとりで抱えずに相談できる所は?

中小企業活性化協議会が、金融機関との調整や経営改善計画づくりを支援します。よろず支援拠点でも無料で相談できます。

ハカセ

リスケや経営改善は、公的機関に無料で相談できます。一人で抱え込まないでください。

  • 中小企業活性化協議会 ── 各都道府県に設置された、経営改善・事業再生の公的な相談窓口。金融機関との調整や経営改善計画づくりを支援します。
  • よろず支援拠点(中小企業基盤整備機構)── 中小企業・個人事業主向けの無料経営相談窓口。公式サイト
  • 中小企業庁 ── 経営改善・再生支援の制度の情報。公式サイト

09まとめ

借入金の返済ができない時の正しい対処は、リスケジュール(返済条件の変更)を金融機関に早めに相談することです。経営改善計画とセットで、すべての取引金融機関に誠実に申し入れます。返済のために新たな借入やファクタリングを重ねるのは、悪循環を深めるだけなので避けてください。一人で抱え込まず、中小企業活性化協議会などの公的窓口を活用しましょう。

関連記事:

ファクタリング の 5 大メリット

  • 影響なし
    信用情報への影響なし
  • 売掛先
    売掛先の信用力で審査
  • 不要
  • 最短60分
    オンライン即時入金
  • 全国対応
    オンライン完結

利用前に知っておきたい 3 大リスク

  • 年30-100%
    年利換算で割高(短期前提)
  • 違法
    違法業者・悪質業者の混入
  • 依存
    売掛先信用に審査が依存

申込から入金までの 4 ステップ

  1. STEP 1
    公式サイトから申込
    3〜5分
    フォームに基本情報を入力
  2. STEP 2
    必要書類のアップロード
    10〜30分
    請求書・通帳コピー・本人確認書類
  3. STEP 3
    審査・見積もり提示
    30分〜数時間
    手数料率と買取金額の提示
  4. STEP 4
    電子契約締結・入金
    最短即日
    電子契約で締結後、指定口座に振込

10よくある質問(FAQ)

Q1:ファクタリングはいくらから利用できますか?

A1:業者により異なりますが、10万円〜数千万円まで対応する業者が多数あります。

最低買取額の制限がない業者もあるため、小口から大口まで幅広く利用可能です。

Q2:個人事業主・フリーランスでも利用できますか?

A2:可能です。

ファクタリング業者の審査は売掛先の信用力中心なので、売掛先が法人・行政・上場企業なら高確率で通過します。個人事業主の業界平均審査通過率は約85%(編集部調べ)。

Q3:ファクタリングを利用すると信用情報に影響しますか?

A3:影響しません。

ファクタリングは融資ではなく「売掛債権の売買契約」のため、信用情報機関(CIC・JICC)への登録対象外です。銀行融資の借入枠にも影響しないため、融資との併用も可能です。

Q4:売掛先(取引先)に知られますか?

A4:2社間契約なら知られません。

利用者と業者の2者間で完結する契約形態で、売掛先への通知や承諾は不要です。3社間契約の場合は売掛先の承諾が必要なので通知が前提になります。

Q5:違法業者を見分けるには?

A5:①契約書を必ず作成 ②ノンリコース型(償還請求権なし) ③登記情報で実在確認 ④常識的な手数料(2〜18%・年利換算20%以下) ⑤金融庁の違法業者リストに掲載されていないこと、の5項目を必ず確認してください。

1つでも該当しなければ即契約辞退、消費者ホットライン(188)に通報を。

記事のまとめ 3 つの要点

  • 鉄則 1
    必ず3社で見積もり比較
    1社目で即決せず、最低3社で比較。手数料が1〜3%改善するケースが過半。
  • 鉄則 2
    短期つなぎ資金として使う
    6ヶ月以上の長期使用ではコストが膨らむ。短期つなぎ専用と割り切る。
  • 鉄則 3
    違法業者を確実に避ける
    契約書なし・償還請求権あり・極端な手数料の業者は絶対に避ける。
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最終更新日 2026年10月30日
編集 資金繰り総研 編集部(株式会社 PROTOCOL)

本記事は 資金繰り総研 編集部が制作したものです。資金繰り総研は中小企業・個人事業主のファクタリング業者選びを支援するメディアで、86 社の業者を公開情報・提携データをもとに比較・評価しています。

第三章次の一歩◆ ◆ ◆
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第四章この記事をつくった編集部◆ ◆ ◆
資金繰り総研 編集部

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