7 分で読める資金繰り総研 編集部
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SUMMARY
次の返済日に払えそうにない…どうしよう?
滞る前に金融機関へ相談するのが基本です。この記事ではリスケジュール(返済条件の変更)交渉の進め方を解説しています。
ひとつでも当てはまるなら、この記事が役に立ちます。資金繰り総研 編集部が、リスケジュール交渉の進め方を解説します。
返済を止める前に、やることは?
無断で止めず、まず相談の準備をします。資金繰り表と試算表で、いくらなら返済を続けられるかを数字で示せるようにしましょう。
▶ 関連記事:銀行へのリスケ(条件変更)の進め方と経営改善計画書PROTOCOL Re Finance
そもそも返済できなくなる原因は?
返済額が事業の生み出す現金を上回っているためです。返済のために借入を重ねると、元本が減らず利息だけがかさむ悪循環になります。
返済ができなくなる根本は、「返済額が、事業が生み出す利益(キャッシュ)を上回っている」状態です。売上の減少、利益率の低下、過大な借入、複数の借入の返済の重なりなどが原因です。返済のために借入を重ねていると、元本が減らないまま利息だけがかさみ、さらに返済が苦しくなる悪循環に陥ります。
リスケって、踏み倒しとは違うの?
違います。金融機関と合意して返済条件を変える正式な手続きです。元本の返済を一時止めて利息のみにする、期間を延ばすなどの方法があります。
リスケジュール(通称リスケ)とは、金融機関と話し合い、返済の条件を変更してもらうことです。代表的なのは、一定期間、元本の返済を猶予して利息のみの支払いにする、毎月の返済額を減らす、返済期間を延長する、といった対応です。
リスケは「踏み倒し」ではなく、事業を立て直すために金融機関と合意して行う、正式な手続きです。返済を一時的に軽くして生まれた時間で、経営改善に取り組むのが本来の目的です。
リスケ交渉を通すコツは?
早めに相談し、「こう立て直す」という経営改善計画とセットで申し入れることです。複数の金融機関には同じ姿勢で相談します。
返済が遅れてからでは、金融機関の心証が悪くなります。「このままでは返済が難しくなりそう」という段階で相談するのが理想です。
「返せないから減らしてほしい」だけでは通りません。「返済を軽くしてもらえれば、こう立て直す」という経営改善計画を示すことが、合意への鍵です。
複数の金融機関から借りている場合、一部だけ返済して一部を止めると不信を招きます。すべての金融機関に同じ姿勢で相談します。
計画づくりや金融機関との調整は、中小企業活性化協議会などの公的窓口が支援してくれます。一人で抱え込まないことが大切です。
一部の銀行にだけ返すのはアリ?
金融機関の間の不公平は、強い不信を招きます。無断で返済を止めることや、相談の先延ばしも避けましょう。
ファクタリングで借入を返せば解決する?
解決しません。手数料の分だけ資金が目減りします。リスケ後に給料や仕入など事業の支払いが一時的に足りない時は、当面の手当てになり得ます。
結論として、借入金の返済そのものを、ファクタリングで解決することはできません。ファクタリングは売掛金を手数料を払って早期現金化する手段であり、それで借入を返済しても、手数料の分だけ資金は目減りします。「返済のための資金調達」を繰り返すことこそ、避けるべき悪循環です。
ただし、リスケで返済を軽くしたうえで、給料や仕入など事業を回すための支払いが一時的に不足する場合は、売掛金があればファクタリングが当面の手当てになることはあります。その場合は資金ショート寸前の対処法や売掛金の入金遅延の対処法を参照してください。あくまで「借入返済」と「事業の運転資金」は分けて考えることが重要です。
ひとりで抱えずに相談できる所は?
中小企業活性化協議会が、金融機関との調整や経営改善計画づくりを支援します。よろず支援拠点でも無料で相談できます。
リスケや経営改善は、公的機関に無料で相談できます。一人で抱え込まないでください。
借入金の返済ができない時の正しい対処は、リスケジュール(返済条件の変更)を金融機関に早めに相談することです。経営改善計画とセットで、すべての取引金融機関に誠実に申し入れます。返済のために新たな借入やファクタリングを重ねるのは、悪循環を深めるだけなので避けてください。一人で抱え込まず、中小企業活性化協議会などの公的窓口を活用しましょう。
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