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リース・資産最終更新:2026.06.17・ 編集:資金繰り総研 編集部

セール&リースバックとは|仕組みと資金繰りでの使いどころ

この記事の結論

  • 保有する資産を売却して現金化し、同じ資産をリースで使い続ける手法。
  • 「所有」から「使用」へ切り替え、資金を確保しながら事業を継続できる。
  • 売却益や簿価との関係、リース期間を通じた総コストには注意が必要。

手元の資金を確保する方法には、新たに借りる・前倒しで回収するといった手段のほか、「すでに保有している資産を活かす」やり方もあります。その一つがセール&リースバックです。本記事ではその基本を中立に整理します。手段全体の位置づけはリース・資産のまとめもあわせてご覧ください。

セール&リースバックとは

セール&リースバックは、自社が保有する設備や不動産などの資産をいったんリース会社に売却して現金化し、その同じ資産をリース契約で借りて、引き続き使い続ける手法です。「売却(セール)」と「借り戻し(リースバック)」を組み合わせた言葉で、資産を手放さずに使い続けながら、資金を確保できる点が特徴です。リースそのものの基本はリースとは?所有との違いで整理しています。

(イメージ)資産を売って現金化しつつ、同じ資産をリースで使い続ける

仕組み(売却して使い続ける流れ)

おおまかな流れは次のとおりです。資産の所有権はリース会社に移りますが、利用者はリース料を支払いながら、これまでどおりその資産を使い続けます。

  • ① 資産を売却する:保有する設備や不動産などをリース会社に売却し、売却代金を受け取って現金化する。
  • ② リース契約を結ぶ:売却した同じ資産について、リース会社とリース契約を結ぶ。
  • ③ 使い続ける:毎月のリース料を支払いながら、これまでどおり資産を業務に使用する。

(イメージ)売却→リース契約→使い続ける、の流れ

資産の現金化という点では、売掛金を現金化するファクタリング ↗と目的が近い場面もありますが、対象とする資産は異なります(後述)。

どんなときに使うか

セール&リースバックは、次のような場面で検討されることがあります。

  • 保有資産を資金化したいとき:使い続ける必要のある設備や不動産を手放さずに、資金を確保したい場合。
  • 所有から使用へ切り替えたいとき:資産を持ち続ける負担を軽くしつつ、事業に必要な設備は引き続き使いたい場合。
  • 事業を止めずに資金繰りを整えたいとき:業務に使っている資産をそのまま使いながら、手元資金の見通しを立て直したい場合。

どの調達手段が目的に合うかは、融資やファクタリングなどと並べて比較・診断で確認するのがおすすめです。

注意したいポイント

資産を活かせる便利な手法ですが、次の点には注意が必要です。

  • リース期間を通じた総コスト:売却で一時的に現金は得られても、その後はリース料の支払いが続くため、総支払いの見通しを確認する。
  • 売却益や簿価との関係(税務・会計):売却価格と帳簿価額(簿価)との差で損益が生じることがあり、処理は契約形態により変わる。くわしくはリースの会計・税務上の扱いを参照。
  • 条件はリース会社による:対象とする資産・買取価格・リース料・契約期間などの条件はリース会社や資産の状況により異なる。

対象となる資産やリース会社のタイプはリース会社の図鑑で比較できます。

よくある質問

どんな資産が対象になりますか?
車両・機械設備・不動産など、リース会社が買い取って貸し出せる資産が対象になり得ます。何が対象かはリース会社や資産の状況により異なります。
売却した後、所有権はどうなりますか?
資産はいったんリース会社に売却するため、所有権はリース会社へ移るのが基本です。利用者はリース契約に基づき、その資産を引き続き使用します。
ファクタリングとは何が違いますか?
セール&リースバックは保有する設備や不動産などの資産を現金化する手法で、ファクタリングは売掛金(債権)を現金化する手法です。現金化する対象が資産か売掛金かという点が大きく異なります。

出典:各リース会社の公開情報および一般的な業界情報をもとに編集部が整理(2026年6月時点)。料率・条件・会計処理はリース会社や契約により異なります。本記事は一般的な情報提供で、特定の契約を保証・勧誘するものではありません。当サイトは金融商品の仲介・勧誘を行いません(一部に広告を含む)。

資金繰り総研 編集部

一次情報・出典に基づき中立に編集。金融商品の仲介・勧誘は行いません(一部に広告を含む)。最終更新日・出典を明記しています。

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