4 分で読める資金繰り総研 編集部
SUMMARY
資金繰り表の「経常収支(営業収入−営業支出)」がマイナス――これは本業のお金の出入りが赤字、つまり本業そのものが現金を減らしている状態です。単月なら一時的な要因のこともありますが、連続すると危険信号。本記事では、経常収支マイナスの原因を切り分け、立て直す手順を解説します。
収支がマイナスになったらまず何を?
今月だけの単発か、続いている連続かを切り分けます。単発なら賞与や納税など原因を特定し、連続なら本業の立て直しが必要です。
| パターン | 主な原因 | 対応 |
|---|---|---|
| 単発のマイナス | 賞与・納税・大口仕入など一時的な大型支出 | 原因が明確なら過度に心配不要。事前準備が課題 |
| 連続のマイナス | 売上減・粗利低下・固定費過大など構造的問題 | 要・本格的な立て直し |
最初にやるのは、マイナスが「今月だけ」なのか「続いている」のかの判定です。単発なら原因(賞与・納税など)を特定すれば落ち着けます。連続なら、本業の収支構造にメスを入れる必要があります。
マイナスが続く原因は何?
売上が足りない、粗利が薄い、固定費が重い、のどれかか組み合わせです。資金繰り表と試算表を見比べて、どれに当たるかを特定します。
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経常収支のマイナスは、突き詰めると次の3つのどれか(または複合)です。
資金繰り表と試算表を見比べて、自社がどれに当たるかを特定します。原因が分かれば打ち手は自ずと決まります。
立て直しは何から始める?
まず固定費の見直しや入金の前倒しで出血を止め、時間を稼ぐ間に、値上げや固定費の構造見直しなどの改善を進めます。
連続マイナスが続く場合は、融資のリスケや公的支援も視野に入ります。どの打ち手から動くべきか、無料診断で整理してください。資金・税務・融資の個別判断は専門家・各公式窓口へ。
危険なのは数か月連続するケースで、これは本業が構造的に現金を溶かしているサイン。連続マイナスは早急な立て直しが必要です。
試算表と資金繰り表を見比べ、売上高・粗利率・固定費の水準を確認すれば、どれが主因か見えてきます。複合している場合は影響の大きい順に手を打ちます。
そのうえで、稼いだ時間を使って粗利改善・固定費の構造見直し・入金の早い取引へのシフトといった構造改善を進めます。即効と構造改善の両輪が必要です。
ファクタリングは将来の入金を前倒しして当座の資金不足を埋める手段で、経常収支そのものを改善するものではありません。手数料の分むしろ収支は悪化します。時間を稼ぐ手段と割り切り、必ず構造改善と並行してください。
数%の値上げでも、固定費を賄えるかどうかが変わります。一律ではなく不採算の取引・サービスから見直すと、顧客離れを抑えつつ粗利を改善できます。
経常収支のマイナスは、まず単発か連続かを切り分けることから。単発なら原因(賞与・納税)の事前準備が課題、連続なら「売上・粗利・固定費」のどこが原因かを特定して立て直します。即効策で止血し、稼いだ時間で構造改善――この両輪が、本業の収支を黒字に戻す王道です。
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